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はじめての
テリアブル・
ライフ
1月
そしてジャック・ラッセルにたどりついたのだの巻
2月
ひとりで飛行機に乗ってきたのだの巻
3月
超高速パピー、
ダリ号発進!の巻
4月
危険なまでにフレンドリーの巻
5月
あっぱれ!脱出王の巻
6月
日々是学習!?ダリの幼稚園ライフの巻
7月
ブリブリ・テリアになっちゃった!の巻
8月
目を離したがウンのツキの巻
9月
フーリガン・プチあらわる!の巻
10月
この世は巨大なスタジアムの巻
11月
オトナになんかなるもんか!の巻
12月
あなたも冒険してみます?の巻

目を離したがウンのツキの巻

〜2002年8月〜
わが家が迎えたはじめてのテリア、
ジャック・ラッセルのダリは、生後6カ月。
寝て起きて食べて騒いで…
ちょっと肥満気味ながら、毎日絶好調で
スクスク、ブリブリ育っているのだが、
なんと一度は解決したかに思われたウンコ問題が再燃!
クサすぎる事件が連続して起こったのだ。
ローリング・ウンコ
 

 ダリにとってウンコは、自ら生産したオモチャであり、嘆かわしいことに、ときとしてオヤツとなる。それが明らかな事実と判明したのは、生後6カ月頃のことだった。
 この頃、ダリのトイレ成功率は格段に(約85%)上昇し、外出先でもトイレシーツさえあれば安心できるほどになっていた。が、しかし、鋭い読者がお気づきのとおり、この85%というトイレ成功率が意味するものは、残る15%の失敗率である。
 なかでも多いのが、朝ハウスから出す前にしてしまうオネショだが、まぁ、これはしかたがない。人間だって身に覚えのある人も少なくないはずだし。が、一方、ウンコとなると話は違う。
 「オネウン」とでも呼べばよいのだろうか。ともかく家人がまだ夢うつつの早朝、ハウスの中…それも彼のベッドとなっている、ふかふかの犬用寝袋の中にするらしいのだ。しかも、どうやらその生産品をくわえて外へ放り投げるらしく、みごと柵の間をすり抜け、ハウスの前に着地している茶色い物体に、起き抜けの母が遭遇することしばしば。薄暗い早朝、誰もいないリビングにウンコだけが「ポトッ、コロッ」と転がっているさまを想像すると、ちょっと無気味でさえある。
 
良い子の置きみやげ

 しかしそれでも「オネウン」については、「ハウスから出してくれるまでガマンできないんだもん」という情状酌量が成り立つ。ところが…。
 ある日、両親が留守をするため、いつものように私がパピーシッターとして、ダリを預かったときのことである。私のマンションに着いて、散らかりまくった各部屋の視察をひとしきり終えると(宅配便の伝票や宝くじの末等当たり券などを食べることなく)、私が仕事をする間、ダリはハウスの中でおとなしくフテ寝をしてくれた。そして、ごほうびがわりに連れ出した3時間ほどの長距離散歩も、すっかり慣れたジェントルリーダー(6月号参照)をつけて、上手に四足歩行。「今日はとっても良い子だったよ」との報告とともに、無事、帰宅した両親の元に送り届けたのだった。
 しかし、その夜12時。「ダリもずいぶん落ち着いてきたなぁ」と、成長ぶりに心温まりつつ、ほどよく疲れた身体をベッドに休めようと、枕元のスタンドを点灯すると…ややっ! なんだこりゃ! 枕のすぐ側のベッドの足元に、スタンドのやわらかな光に包まれて、ニョッと浮かび上がったのは…茶色の、それもかなり大きなモノ。その表面は、すでに乾きかけていた。
 今日はなんの悪さもしなかったと思ったのに…、い、いつの間に!? このまま気づかなければ、ウンコのわずか30Bの至近距離に頭を横たえ、眠りにつくところだったのである!

悪魔がきたりてフンづける

 しかしまぁ、意表をつかれたとはいえ、これもいわゆる罪のない粗相と思えば、思える。ところが…。
 ダリは毎朝、IT企業に勤める妹がすっかり身支度を終えてから、母にハウスから出してもらう。そして、すぐにトイレを済ませた後、出勤する妹を見送る(シッポを激震させて飛びつく)というのが当時のダリの日課だった。これは妹にとっても、ダリにじゃまされることなく秒単位の身支度を整えられる段取りだったのだが…。ある朝、母が寝坊した。そのためトイレタイムが遅れ、ダリはガマンできずに、ハウスの中でもよおしてしまったのだ。
 その朝、妹が階下に下りてくると、いつものようにリビングで「虫みたいなのがヨタヨタしてた」という。彼女には、その毛虫みたいな寝ぼけまなこのダリが可愛かったのだろう。「抱っこしたんだけど、そしたらもう…!」。ギャ〜ッと叫ぶしかなかったという。
 ハウスの中で自分のウンコともに朝のひとときを過ごしたその足には、たっぷりウンがついていたのだ。そして、妹のビジネススーツにも、カーペットの上にも茶色い足跡が…。
 「あ゛〜、もうサイテー」と嘆きつつ、犬用寝袋の中にさらなる大量のウンコを発見した妹は、しかたなくハウスと寝袋の清掃にかかったという。そして、そのとき茶色の1粒がポロッと床に。そこへダリがピューッと駆けつけ、ソレをパクッと…!
 今やすっかり覚醒し、大喜びで飛びつくダリから逃れ、妹はイスの上に避難したのだが、これがさらにダリを興奮させることになった。スーツ姿でダイニングのイスの上に立ちすくむ彼女の様子に、ますます狂喜して飛び上がり、ウンコだらけの手で襲いかかるダリは、心底、恐ろしかったという。
 「ほんと、悪魔みたいだった。勝ち誇ったような顔して、ウンコをクチャクチャって食べちゃったんだから」。
 いくぶん落ち着いてきたなと油断する、まさにその時を狙うように、私たちに突き付けられたのが、この頃のダリのウンコ事件であった。